「転職したいけど、まだ迷いがある」「不安でなかなか行動にうつせない」その気持ち、とてもよくわかります。
転職は後戻りもできないし、うまくいく保障もないので、なかなか決心できないですよね。
この記事では、そんなあなたに「転職の不安や迷いの正体」について説明しています。この記事を読めば、自分が何に不安や迷いを感じているのか理解できるしょう。
転職経験者である筆者なりの対処法も説明していますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
(アイキャッチ画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/22363319)
転職の不安や迷いの正体とは
転職したいと思った時に出てくる不安や迷いを断ち切るために、まずはその正体を知りましょう。「不安や迷いの正体」について、主な5つを以下にあげます。
- 次の仕事が見つかるか
- 今の仕事を辞めて後悔しないか
- 新しい環境に適応できるか
- 給料や待遇が悪くならないか
- 転職活動をする時間がとれるか
次の章から1つずつ詳しく説明しますが、自分の感情や思考は紙に書き出してみると理解しやすくなります。
上の5つについて、事前に自分の置かれている状況や気持ちを書き出してみると良いでしょう。そして、書き出したものと記事とを比較するように読むと、気持ちも整理しやすくなるのでおすすめです。
転職の不安や迷いの正体① 次の仕事が見つかるか
転職の不安や迷いの正体の1つ目は、「次の仕事が見つかるか」です。仕事探しは手間も時間もかかる大変な作業です。
今より条件がよく、自分に合っていて、なおかつ自分のような人材を求めている企業はあまり多くないでしょう。
対応策としては、まずは試しにはじめてみるのが良いでしょう。行動してみて「やっぱり今は転職しない方が良さそうだ」と思ったら、止めれば良いのです。
経験する中で、気持ちが変わったりすることも当然あります。不安や迷いでモヤモヤしているなら、まず行動してみると良いでしょう。
転職の不安や迷いの正体② 今の仕事を辞めて後悔しないか
転職の不安や迷いの正体の2つ目は、「今の仕事を辞めて後悔しないか」です。
一度まわりに「辞める」と言ってしまうと、もう戻ることはできません。「後悔してもどうしようもできない」と思うと、リスクをおかせずにモヤモヤしてしまいます。
対応策としては、まわりには言わないで転職活動をはじめてしまいましょう。転職活動は、内定をもらうまでにいくつかのステップがあります。
途中で「後悔するかも」と思ったら、その時は中断すれば良いのです。もしそのまま内定がもらえたとしたら、自分の中でも覚悟が決まるでしょう。
転職の不安や迷いの正体③ 新しい環境に適応できるか
転職の不安や迷いの正体の3つ目は、「新しい環境に適応できるか」です。新しい会社に転職できたとしても、うまくいくとは限りません。
いまの会社と同じ悩みをくり返す可能性もあるし、別の悩みが出てくる可能性もあります。仕事の内容も覚えなければいけないし、残業や人間関係など不安はなくならないでしょう。
これについては、対応策は特にありません。「転職をする前に、転職した後の事を悩んでいても仕方がない」と、開き直りましょう。
もし、いまの会社でうまくいっていないなら、新しい環境にチャレンジしてみる方がうまくいく可能性があるでしょう。できるだけ前向きに考えるように、自分をコントロールしてください。
転職の不安や迷いの正体④ 給料や待遇が悪くならないか
転職の不安や迷いの正体の4つ目は、「給料や待遇が悪くならないか」です。
求人を出している会社は、あなたがどんな人間なのかわかりません。履歴書などの書類と数回の面接のみで、あなたが会社に有益な人材かを見極めます。
その中で、給料や待遇を良くするのはなかなか難しいです。経験や資格を活かして計画的に進めないと、希望どおりにはならないでしょう。
対応策としては、転職エージェントに相談して作戦を練るのがおすすめです。プロから客観的な意見をもらうことで、自分の能力に見合った給料や待遇がわかるようになるでしょう。
転職の不安や迷いの正体⑤ 転職活動をする時間がとれるか
転職の不安や迷いの正体の5つ目は、「転職活動をする時間がとれるか」です。
転職活動は手間も時間もかかります。面接の日程調整などは、有給休暇で調整しなければいけない場合も出てくるでしょう。
また、適性を見るためのWebテストを受けるように言われる場合もあります。評価の対象になるので、最低限の勉強をしてから受ける必要があるでしょう。
対応策としては「限られた時間でできることを全てやる」です。精神論になってしまいますが、複数の会社を並行して進める場合もあるので、「全力を尽くす」意識が大切になるでしょう。
転職経験者はどう迷いや不安に向きあったか
ここまでは「転職の不安や迷いの正体」について説明してきました。この章では、転職経験者がどのように不安や迷いと向きあってきたか見てみましょう。
どんな知識のある人、成果を出してきた人でも転職は不安なものです。しかし、最後は自分なりの「決め手となるもの」を見つけて、行動にうつしていました。
不安や迷いがあっても、現状を打開するためには行動にうつす必要があります。あなたも自分なりの「決め手となるもの」について、考えてみましょう。
すべてが理想どおりにはいかない
転職は「得るもの」もあれば「失うもの」もあります。すべてが理想どおりという状況にはならないと思った方が良いでしょう。
上の章でも見たとおり、結局は自分の中で「何を優先するか」で決めることになるでしょう。
筆者も、15年間勤めた前の会社には愛着がありました。しかし、最終的には将来への不安を減らすために転職を選びました。
あなたも今の状況を整理して、自分の価値観で転職するかどうかを決めましょう。
不安や迷いは転職エージェントに相談できる
どうしても不安や迷いで動けない人は、転職エージェントに相談してみると良いでしょう。無料で利用できますし、自分では気づけない客観的な意見がもらえます。
筆者は、3社のエージェントに相談して転職をしました。2ヶ月で転職活動を終えられたのは、最初にエージェントと話して自分の考えを整理できたことが大きいと思っています。
もちろん「転職エージェントを利用したから転職しなければいけない」ということはありません。
情報収集の一環としてでも、複数のエージェントと話してみることをおすすめします。きっと自分の現在地がはっきり理解できるでしょう。
正解はだれにもわからない。最後は自分の直感を信じよう
今回は「転職の不安や迷いの正体」について、対処法もあわせて説明しました。
転職について、正解はだれにもわかりません。リスクの回避も必要ですが、転職には覚悟を決めて1歩前に踏み出す勇気も必要になります。
きちんと情報を整理した上で、最後は自分の直感で決めましょう。そして自分の決断を信じて、できることから行動してください。
転職の不安や迷いに向き合った経験は、きっと今後の人生に良い影響を与えるでしょう。