「仕事に対する責任感って何だろう」「自分は責任感がないのかな」そんなことを思ったことはありませんでしょうか?
自分では頑張っているつもりなのに、上司から「責任を持って仕事しろ」と言われると、どうすれば良いのか分からなくなってしまいますよね。
この記事ではそんなあなたに「仕事に対する責任感を身につける行動」について説明しています。この記事を読めば仕事に対する責任感について理解して、行動できるようになるでしょう。
「仕事に対する責任感」は今の仕事だけでなく、就職の自己PRなどでもよく用いられる考え方です。今後の働き方を考える1つの指標とも言えるので、最後まで読んで考えてみましょう。
(アイキャッチ画像出典:https://pixabay.com/ja/photos/%e7%94%b7-%e6%a4%85%e5%ad%90-%e3%82%b3%e3%83%b3%e3%83%94%e3%83%a5%e3%83%bc%e3%82%bf%e3%83%bc-1866784/)
仕事に対する責任感がある人は何が違う?

はじめに、「責任感」とはどのようなものなのでしょうか。責任感とは、自分の任務や義務を果たそうとする「気持ち」のことを言います。
責任感がある人は、自分の仕事に対して「成し遂げる意思」をもって取り組んでいます。
指示されたことをしている「指示待ち人間」には、仕事で何かを成し遂げるという意思はありません。厳しいことを言うと、「指示待ち人間」は責任感がないと言えるでしょう。
あなたに責任感がない場合は、おそらく上司やまわりの人が代わりに責任をとることになります。責任感のない行動は、まわりの人に迷惑をかけてしまう恐れがあることを覚えておきましょう。
仕事に対する責任感を身につける3つの行動
では、責任感を身につけるためにはどうしたら良いのでしょうか。ここからは「仕事に対する責任感を身につける行動」について、3つ説明したいと思います。
- 誠実な対応をする
- 努力する
- 自己犠牲を惜しまない
仕事は労働の対価としてお金をもらう行為です。自分の求められる役割を果たすためには、責任感が必要になります。
役職や立場が高い人ほど、より責任感が求められるでしょう。しかし「役職や立場が低いから責任感はいらない」ということではありません。
次の章から1つずつ詳しく見ていきますので、自分の職場の人達などをイメージしながら読んでみてください。
責任感を身につける行動① 誠実な対応をする
責任感を身につける行動の1つ目は「誠実な対応をする」です。何に対しても誠実に取り組むことが大切です。
誠実な対応の具体例をあげてみると、以下のようなものがあります。
- 時間や約束を守る
- ルールを守る
- ミスを認める
- 適当なことを言わない
責任感がある人は、普段から常に「誠実な対応」を心がけています。仕事中もそれ以外の時間でも、変わらず誠実でいようとしているのです。
誠実な対応は自己肯定感も上がるので、物事を前向きにとらえられるようになるでしょう。簡単なことからでかまわないので、生活の中で誠実な対応を意識してみてください。
責任感を身につける行動② 努力をする

責任感を身につける行動の2つ目は「努力する」です。「なんて当たり前のことを言うんだ」と思うかもしれませんが、結果を出している人は必ず努力をしています。
「努力」とは、ただ頑張れば良いということではありません。仕事では、目的や目標に向かって正しく努力する必要があります。
「正しく努力」するためには、努力の方向性や質、やり方などを試行錯誤しながら進める必要があるでしょう。
そのためにはまず目的を明確にして、そこまでの目標を細かく設定していくと良いと思います。
責任感を身につける行動③ 自己犠牲を惜しまない
責任感を身につける行動の3つ目は「自己犠牲を惜しまない」です。
自分を守ることばかりしていては、責任感があるとは言えません。自分の役割を理解し、会社や仲間を守るために行動しなければならない時もあるでしょう。
どんな仕事にも、多少無理しなければいけない場面があるものです。面倒くさいことを避けてばかりいると、まわりの人にはそれが伝わります。
はじめは「空いた時間に他の人の仕事を手伝う」など、小さなことからで構いません。「組織に貢献する」気持ちをもって、毎日の仕事に取り組んでみましょう。
これはNG。仕事に対する責任感がない「信用を失う行動」

ここまでは、「責任感を身につけるための行動」について見てきました。責任感がある人は、まわりから信用を得ることができます。
反対に、信用を失ってしまう「責任感がない人の行動」としては、どのようなものがあるでしょうか。以下に3つ紹介したいと思います。
- 言い訳ばかりする
- ミスを人のせいにする
- わかっているふり
これらの行動をすると、積み上げてきた信用も一気に失ってしまうでしょう。自分の都合ばかり考えて上のような行動をしないよう、十分に注意してください。
何事も日頃の行いが大切です。毎日の自分の行動を振り返って、行動を見直していきましょう。
仕事に対する責任感があることで得られるメリット
仕事に対する責任感があると、どのようなメリットがあるのでしょうか。以下に主なものをあげてみたいと思います。
- 信用を得られる
- 仕事で成果を出せる
- 出世できる
信用を得られる
責任感がある行動をくり返すと「あの人は頼りになる」という信用が得られます。誠実で自己犠牲を惜しまずに努力するあなたを見れば、みんなが応援したい気持ちになるでしょう。
上司もその姿を見て、積極的に仕事を任せてくれるようになります。上司やまわりとの人間関係は、確実に良くなるでしょう。
仕事で成果を出せる
信用が得られると仕事を任せてもらえるので、成果を出す機会が増えていきます。努力を惜しまなければ成果を手にすることができ、すぐに次のチャンスも得ることができるでしょう。
そのくり返しで、どんどん成果を上げる好循環が得られるようになります。
出世できる
信用を得て成果を出し続ければ、当然会社から評価されます。出世するのも、遠い先の話ではなくなるでしょう。
出世することで責任は増えますが、その分自分で自由にできる範囲も広がります。指示されたことをする働き方よりもずっと、楽な働き方ができるでしょう。
「仕事に対する責任感」はあり過ぎても良くない

責任感を身につける上で注意したいことがあります。それは「責任感が強すぎるのも良くない」ということです。
例えば、時間や予定などをきっちり管理して厳しくしてしまうと、まわりの人が仕事しづらくなってしまいます。まわりの人への配慮もないと、上手くはいかないでしょう。
また、責任感からいろいろ考えて悩んでしまうこともあり得ます。無理せず上司やまわりの人に頼る気持ちも必要でしょう。
個人ではなく組織の中で仕事するので、バランスを意識するように考えると良いでしょう。
仕事に対する責任感がある人は、生活習慣も違う
「仕事に対する責任感」というと「業務時間中に何をするか」を考えがちだと思います。しかし、責任感がある人の多くは、仕事以外の時間にも意識を向けています。
仕事を集中して取り組めるよう、以下のような生活習慣にも気を配りましょう。
- 睡眠をしっかりとる
- 朝食をとる
- 運動をする
特に睡眠はとても重要です。質の高い睡眠をしっかり確保できれば、仕事中の判断が的確となり、仕事の質も向上するでしょう。
運動はウォーキングなど簡単なもので構いません。座りっぱなしなど「動かない状態が続く」ことが良くないので、こまめに動くようにしましょう。

まとめ:責任感のある行動で、毎日の仕事に取り組もう

今回は「仕事に対する責任感を身につける行動」について説明しました。
責任感のある人は、まわりの人のことを考えて努力できる人です。責任感は自分の意識次第で身につけられるものなので、くり返し行動していきましょう。
もっと責任感を意識するためには、まわりの人を観察して「なぜ責任感があると感じるのか」を考えてみると良いでしょう。真似できることがあれば、積極的に真似してみてください。
今回の記事で「これならできそう」と思ったことから、積極的に取り入れて行動していきましょう。