仕事

【誰のせい?】部下を指示待ちにする上司の3つの特徴と対策

あなたは自分の上司をどのように評価していますでしょうか。仕事で上司との関係が良くないと、部下は「指示待ち」になってしまうかもしれません。

上司が難しい性格で仕事がうまくいかないと、不満があっても言えないしストレスが溜まりますよね。余計な仕事が増えたり無駄な時間を過ごしたりして、1日中モヤモヤしてしまいます。

この記事ではそんなモヤモヤした毎日を過ごすあなたに、「部下を指示待ちにする上司の特徴と対策」を説明します。この記事を読めば、上司とうまくやっていくための方法がわかるでしょう。

仕事は人間関係がとても重要で、日頃からコミュニケーションを十分とる必要があります。「上司が考えるべき」ではなく、部下も一緒に良い人間関係が作れるよう最後まで読んでみてください。

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部下を指示待ちにする上司の特徴

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まずはじめに、主な「部下を指示待ちにする上司の特徴」を3つあげてみます。

部下を指示待ちにする上司の特徴
  • すぐ怒る
  • 指示をし過ぎる
  • 上司が指示待ち人間

最近はリモートワークなども増えて、より上司の特徴が目立つようになってきています。

いま上司として働いている人たちは、ほとんどの人がパソコンが普及していなかったころから働いている人達です。そう考えると、考え方や価値観が合わない人がいるのも当然だと言えるでしょう。

自分の上司が「どんな人」で「どんな背景で仕事をしてきた人」かを想像しながら、次の章から1つずつ見ていきましょう。

部下を指示待ちにする上司の特徴① すぐ怒る

部下を指示待ちにする上司の特徴の1つ目は「すぐ怒る」です。自分の思うようにいかないとピリピリして、怒鳴ったりする上司がいます。

そういう人にかぎって、指示があいまいだったりもします。部下は上司に怒られないような行動をするよう、神経を使わなければいけません。

おそらく、すぐ怒る上司は「怒る」という行為でうまくいった経験があるのでしょう。または相手に「わかってほしい」という気持ちを、うまく表見できないのかもしれません。

部下は余計なことをして怒られないように最低限のことしかしなくなり、「指示待ち」になってしまいます。

部下を指示待ちにする上司の特徴② 指示をし過ぎる

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部下を指示待ちにする上司の特徴の2つ目は「指示をし過ぎる」です。優秀で1人でなんでもできてしまう人や、神経質でまわりに任せられない人がこのタイプに多いです。

細かく頻繁に指示がされると、部下は言われたことをそのままするだけになってしまいます。それがうまくいくと「言われたことをする」人が評価されてしまうのです。

また何かトラブルがあっても、上司に伝えれば上司が解決してしまいます。部下は状況を説明すれば良いだけなので、自分で考える必要がありません。

部下としてはとても楽ですが、結果的に自分で考える機会がなく「指示待ち」になってしまいます。

部下を指示待ちにする上司の特徴③ 上司が指示待ち人間

部下を指示待ちにする上司の特徴の3つ目は「上司が指示待ち人間」です。上司が管理能力を持ち合わせていない場合があります。

日本の会社は基本的に「年功序列」で、長く会社に在籍していると役職が上がっていきます。成果を出している人ももちろんいますが、「上司に媚びるのがうまい」など尊敬できない上司もいるでしょう。

実力をつけないまま上司になってしまった人は、わからないことがあるとすぐ思考停止してしまいます。自分が仕事を分かっていないので、部下に指示が出せないのです。

あなたと上司の間に頼れる先輩がいれば良いですが、うまくまとめられる存在がいないと何も進まずに「指示待ち」になってしまいます。

指示待ちにならないために部下がすべき3つのこと

ここまでは、部下を指示待ちにする上司の特徴を説明してきました。上司のせいで「指示待ち」になってしまうと、実力がつかずにあなたが苦労することになります。

ここからは「指示待ち」にならないように、あなたがすべき対策を3つ説明します。その3つは以下のとおりで、先ほどの「部下を指示待ちにする上司の特徴」にそれぞれ対応しています。

指示待ちにならないためにすべきこと
  • 論理的に話してみる
  • 自分の意見を出す
  • 上司に期待しない

「指示待ち」にならないようにするには、「主体的に動く」ことが大切です。上司に「指示する必要がない」「任せていい」と思わせる必要があります。

将来的には、自分も上司の立場になる時が来るでしょう。その時のために今から行動して実力をつけられるよう、前向きな気持ちで読み進めてください。

指示待ちにならないためにすべきこと① 論理的に話してみる

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指示待ちにならないためにすべきことの1つ目は「論理的に話してみる」です。「すぐ怒る上司」に対しては、明らかに正しい意見を丁寧に説明するようにしましょう。

はじめは納得してくれないかもしれませんが、自分より良いアイデアだと気付くと急に同意してくれるかもしれません。そういった経験を積み重ねることで、あなたは信用されていくでしょう。

中には全く意見を聞いてくれない上司もいるかもしれません。おそらく「お前が意見するな」という気持ちを持っているのでしょう。

そんな時は時間をあけて、ちょっとしたことから何度も挑戦してみましょう。自分が主体的に働く訓練だと思って、試行錯誤してみてください。

指示待ちにならないためにすべきこと② 自分の意見を出す

指示待ちにならないためにすべきことの2つ目は「自分の意見を出す」です。「指示をし過ぎる上司」に対して、少しずつ自分の意見も取り入れてもらいましょう。

指示し過ぎる上司は「自分の意見や行動の方が適切だ」と考えています。自分も同じように考えて行動できることを示せば、徐々に任せてもらえるようになるかもしれません。

そのためには、上司の指示の意図を考えるようにして「上司の視点を学ぶ」ことが必要です。

物事はどのように見るかという「視点」によって、見方が変わってきます。上司がどのようにその物事を見ているか、自分以外の視点に立って見てみる練習をしてみましょう。

指示待ちにならないためにすべきこと③ 上司に期待しない

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指示待ちにならないためにすべきことの3つ目は「上司に期待しない」です。「指示待ち人間の上司」に対しては、あなたが先回りして仕事を動かしてあげましょう。

いろいろ不満もあるかもしれませんが、上司に代わって仕事を動かすことで自分の実力がつきます。会社からも評価されるようになりますので、メリットはたくさんあります。

仕事の決定権は上司にあるので、「報告をこまめにする」や「大切な判断をしてもらう」などはきっちりやりましょう。何かあった時の責任は上司にとってもらえば良いのです。

判断をしてもらう時は「どうしますか?」ではなく、「こうすれば良いと思いますが、いかがでしょうか?」と伝えるようにしましょう。上司は自分で考えなくて済むので、あなたに任せてくれる可能性が高くなります。

上司がダメならその上の上司を味方にしよう

もしあなたが何をしてもうまくいかなくて困った時は、上司のさらに上の上司に相談しましょう。課長に対して悩んでいる場合は、その上の「部長」に相談してみてください。

じつは上司たちの中でも、その課長が問題視されている可能性があります。日本は会社が社員を退職させるのが難しい社会なので、問題を理解していてもそのまま放っておかれている場合があるのです。

そういった背景があれば、会社があなたを理解してくれます。上司の上司と直接話せれば、社員の気持ちも伝わって会社も良くなるかもしれません。

勇気をもって行動してみれば、あなたの評価もきっと上がるでしょう。行き詰ってしまったときには、試してみる価値があると思います。

上司の気持ちを理解しようとする気持ちも持とう

1つだけ、あなたに気にしてもらいたいことがあります。それは「上司も一生懸命やっているかもしれない」ということです。

上司は今でこそ部下を持ち管理する立場ですが、管理能力があるから選ばれたとは限りません。上司は自分が考える最善を尽くしていて、それでも思ったようにいかないでいる可能性があります。

自分が急に部下をまとめる立場になったら、きっとあなたもやり方に迷うことでしょう。上司の気持ちも理解して、一緒に協力できるのが理想ではないでしょうか。

「上司が部下を育てるもの」と決めつけずに、上司をサポートする気持ちをもちましょう。その気持ちがあなたをより成長させてくれると思います。

まとめ:自分で指示待ちにならない意識を持とう

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今回は「部下を指示待ちにする上司の特徴と対策」について説明しました。上司が尊敬できる人ばかりとは限らないことが、よくわかったのではないでしょうか。

この記事を読み終わったら、まずは自分の仕事環境を整理しましょう。状況を分析して、仕事の進め方や上司への接し方、味方を増やす計画を考えてください。

その後は、行動しなければ考えていないのと同じですので必ず行動しましょう。小さなことからで良いので、少しずつ変えられるところから変えていってください。

いまの環境の中でも、あなたは自分のベストを尽くせるように努力しましょう。自己成長することで、ピンチをチャンスに変えていってください。

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